子供の骨折
[2023.03.13]
子供の"ひじが抜ける"は要注意―
骨折以外にも小さなお子さんによくある事例として「ひじが抜ける(肘内障)」というものがあります。
急に強い力で手を引っ張られたことにより、痛みが生じて腕が動かなくなってしまう症状です。
脱臼と思われがちですが、実は橈骨頭(トウコツトウ)にある輪状靭帯がズレてしまっている状態を指します。
整形外科医が整復操作をすると元に戻ることがありますが、ときどき元に治まらない場合があります。
その際には関節内部の骨折が疑われます。
子供の場合には特に骨端線にあたる部分ですので、レントゲンでは写らない箇所となります。
ひじが抜けてしまった場合には無理な力で押し込もうとせず、まずは整形外科までご相談ください。