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足首から足先に関する痛み

足首(足関節)や足の甲・足指・足の裏といった部分に発生する痛みもさまざまです。特に歩行に直接関わる部分のため、日常生活に大きな支障をきたします。
まずはその原因が

  • 外傷によるものか
  • 病気が引き起こしている症状なのか

を正しく診断することが重要です。

足首に多くみられる痛み例

足関節の捻挫

足首をひねる等、最も多くみられるケガです。
痛みはあるが腫れは少なく、数日程度で治るケースが多いです。

足関節外側靭帯損傷/内側靭帯損傷

骨と骨を繋ぐバンドのような役割をしているものを靭帯と呼びます。
損傷することで激しい痛みとひどい腫れを引き起こします。
皮下出血し、青紫色のように見えるのが特徴的です。

足関節の骨折

腫れが強く激痛を伴います。
特に多いのはくるぶしの外や内、後部の骨折。

距骨の壊死

高齢者にまれにみられる病です。
長期にわたり痛みを伴いますが、我慢される方も多く進行し、対処が厳しい場合もあります。 

Q.それぞれどのように診断しますか?

A.診察と合わせて、レントゲンや必要に応じてMRI画像を用いて精緻に診断いたします。
いずれの場合もレントゲンを用いた診断を行いますが、捻挫や靭帯損傷はレントゲンでは異常が診られない場合が多いです。症状がひどい場合は、適宜MRIを用いて、より詳細な診断をいたします。

Q.どのような治療が必要となりますか?

A.いずれの場合も安静が必要となります。湿布や消炎鎮痛剤の服薬、必要に応じてサポーターを用いた治療も行います。スポーツ等の激しい運動は厳禁です。
靭帯損傷はギプスシーネまたはギプス固定で治療を開始いたします。杖を使用する方もいらっしゃいますが、原則はご自身で歩行いただくことを治療方針としています。靭帯損傷の程度に応じて1週間から3週間程度の固定を要し、のち理学療法士の専門的指導に基づいたリハビリを行います。
骨折については、必ずギプス固定になります。手術が必要となる重度の場合は、提携の医療機関へのご紹介をいたします。
足首から足先部分にまつわる痛みは、ないがしろにすると後々大きな影響を生む可能性があります。安静に、正しい治療を早期に行うことがなにより肝心です。

Q.診察に行くべき目安は?

A.痛みが強い場合、腫れがひどい場合はすぐにお越しください。また、数日経過しても痛みが続く場合はご受診いただければと思います。 応急処置としてはアイシング、包帯等での圧迫、湿布等で対応していただくのが効果的です。

 

足先やかかと部分にまつわる痛み例

痛風

足首と足の親指に腫れがみられます。足先部分に痛風結晶が溜まることで激痛となります。特に尿酸値の高い方は痛風性関節炎を起こしやすいです。治療は痛み止めや尿酸値を下げる薬などを処方する薬物療法となります。

外反母趾(ガイハンボシ)/内反小趾(ナイハンショウシ)

足の親指が内側に寄ることで付け根部分が飛び出し、痛みを生じるのが外反母趾です。
反対に、足の小指が曲がることで痛みを生じるものを内反小趾と言います。
女性に多く見られる傾向があり、靴を履く際に痛んだり、運動で痛みを訴えられる方が多いです。
治療は足底板治療を行うことが多いです。

モートン病

足の中指の付け根あたりに痛みを生じるもの。特に靴を履く際や、歩行などで足先に体重がかかる動きをする際に痛みを訴えられる場合が多いです。ハイヒールなどの常用で足のふみかえす部分の関節(MP関節)で足趾への神経が、靭帯と床との間で圧迫されて生じる神経障害で、神経にコブ状のものができることが原因です。足底板治療で改善がみられない場合は、手術を行う必要があります。

Q.足底板治療とは?

A.靴の中に入れるやや硬めのインソールで、足部を元の正しい位置や状態に矯正するものです。フルオーダーでご自身の足にフィットした形に作成し、靴の中に差し込んで使用するものです。進行防止と痛みの緩和にとても有効です。お手持ちのパンプスやウォーキングシューズに合わせて使用できます。ハイヒールには使えません。サッカー等のスパイクシューズや陸上競技用の靴に使用していただける強度をもっています。保険適応のため、3割負担の方で約6000円程度です。多くの患者さんが痛みの改善を実感されていらっしゃいます。

リウマチ

自己免疫疾患のひとつですが、関節リウマチをお持ちの方がまれに変形し、痛みを生じるケースがあります。治療は薬物治療が主体となります。

足部捻挫

足をひねることで甲や足の裏を痛める捻挫。

足部の靭帯損傷/リスフラン関節の靭帯損傷

足部の骨を繋ぐ靭帯部分の損傷。3週間ほどの固定が必要となる場合が多いです。

足底筋膜炎

足裏のアーチ部分を支えている筋と、かかとにある足底筋膜に炎症が起きる状態です。症状としては「かかとが痛い」と訴える方が多いのが特徴的です。運動のし過ぎや立ち仕事をされている方に多く見られます。安静に加え、足の裏のストレッチや足底板治療を行います。

足根骨や中足骨の骨折

ギプス固定やギプスシーネによる治療を要する骨折。スポーツによる怪我だけではなく、ヒールを履いての歩行など、足をひねっての骨折は日常生活の中でもよくみられるものですからご注意ください。
手術を必要とする場合もあります。

疲労骨折

長期間一定の外力が加わることでひびが入り、のち骨折状態に陥ることです。体重を常に支え続けなければならない足部は、常時ひびが入りやすい状態にあります。長距離走などのスポーツをされている方や足を使う職種に就かれている方などに多く見られますが、踵部(かかと)の疲労骨折は不完全骨折も含めると小児にも非常に多く見られる特徴があります。

踵骨骨端症(シーバー病) 

10歳前後の踵骨にまだ骨端核がある年齢の発育期に過度の繰り返される強い運動の刺激で発症します。
アキレス腱と弱い軟骨に負荷がかり痛みが出ます。過激な運動を中止し足底版をつけ安静で経過を見ます。
治療期間は数カ月以上かかることが多いですが改善すれば運動に復帰できます。

お子さんのその足の痛み、実は疲労骨折かも―

野球やサッカーなど、スポーツに励まれているお子さんはとても多いですね。靴裏の硬い頑丈なスパイクを履いていることに加えて、硬いグラウンドの上でする激しい運動は、お子さんのかかと部分に想像以上の強い衝撃と負担を与え続けています。日々の診療現場において、小児のかかとの疲労骨折は珍しいものではありません。親御さんとしては、靴のサイズが合わなくなってきている痛みなのか、成長痛か気のせいかと勘違してつい見逃しがちですが、成長期のお子さんの「痛い」という訴えは決して軽んじてはならないものです。実際にレントゲンを撮ると、ひびが入っているケースは非常に多いです。ちょうど骨の成長線で割れることが多いので、小学校高学年から中学生にかけてのお子さんは放っておくと足の成長に伴ってひびも大きくなり痛みがひどくなることが多いです。足の成長が止まればゆっくり落ち着きますが、大切なお子さんの成長期に適切な治療を施すことはとても重要です。例えば、痛みのせいで足をしっかり踏ん張れないことで投球フォームに影響したり、強く地面を蹴り上げて走ることができなくなるだけでなく、本人は懸命に頑張っているのに思うような結果が出せずに悩んでしまう可能性さえあります。ゆくゆくは腰やひざ、股関節といった体全体の動きにも繋がる問題に発展します。お子さんの足のトラブルは早期治療が鉄則です。当院の治療は足底板を用います。足底板を入れて普段通りのスポーツを行うこともできますので、一度ご相談いただければと思います。

成長痛ってどんなもの?

お子さんが言う「痛い」の中には、成長痛と呼ばれる特に心配しなくて良い痛みもあります。成長期のお子さんは特に夜間にかけて成長ホルモンが分泌されています。成長ホルモンによって骨も大きく伸びようとするため、急激な成長をする際には痛みを生じる場合があります。逆を言えば、昼間に痛みを訴える場合は、成長痛ではなくどこか怪我をしている状態なのかもしれません。成長痛は体の成長に伴い自然に起きる痛みですから放っておいても問題はありませんが、怪我は早期発見・早期治療がとても大切です。これから身体を作るという大切な時期だけに、お子さんの普段の様子を親御さんにはよく観察していただければと思います。
その他、幼児などは心的不安を伝えるために「足が痛い」と表現するケースも実は多いです。実際に当院にもそのような事情でお越しになられるお子さんはとても多いです。実際にレントゲンを撮ったりなど、詳しく調べてみても何も悪いところが見当たりません。親御さんは安堵してお帰りになられますが、『何も悪いところがなかった』ということを確認するということも、診療現場においては実はとても重要なことなのです。命に関わる悪性腫瘍や隠れた深刻な病気が見つかる場合もまれにあります。異常を早期に見つけ出すためにも、お子さんのSOSを正確にキャッチし、お気軽にご相談いただければと思います。

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