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再生医療

西宮市の苦楽園口駅前にある田中整形外科クリニックでは、長引く関節の痛みやスポーツによるケガでお悩みの患者さんへ、先進的なアプローチである再生医療を提供しています。当院は1994年の開院以来、夙川や甲陽園といった地域の皆様に支えられ、30周年の節目を迎えました。日本整形外科学会専門医である院長を中心に、従来の投薬や注射だけでは改善が難しい症状に対し、患者さん自身の自己修復力を引き出すPFC-FD療法を選択肢の一つとしてご提案しています。手術を勧められたものの踏み切れない方や、いつまでも活動的な生活を送りたいと願う方々の想いに寄り添い、丁寧な診断と適切な治療プランを構築いたします。私たちのクリニックでは、充実したリハビリテーション設備と専門性の高いスタッフが連携し、再生医療と運動療法を組み合わせることで、痛みの緩和だけでなく日常生活の質を向上させることを目指しています。どのような些細な不調でも、街のおまわりさんのように気軽にご相談いただける環境を整えてお待ちしております。

再生医療(PFC-FD療法)の施術について

再生医療とは、人間が本来持っている「傷を治す力」を利用して、損傷した組織の修復を目指す治療法です。当院で採用しているPFC-FD療法は、患者さんご自身の血液から抽出した成長因子を濃縮し、フリーズドライ加工を施したものを患部に注入する手法です。

成長因子の働きと自己修復の仕組み

私たちの血液中にある血小板には、成長因子と呼ばれる成分が豊富に含まれています。この成分は、細胞の増殖を促したり、炎症を抑えたりする役割を担っています。ケガをした際に自然と傷が塞がるのは、この成長因子の働きによるものです。

PFC-FD療法では、通常の血液中に存在する成長因子を約2倍に濃縮して使用します。これにより、加齢や過度の負担によって治りにくくなった関節内の環境を整え、自己修復をサポートする効果が期待できます。

従来の注射治療との違い

整形外科で一般的に行われるヒアルロン酸注射は、関節の動きを滑らかにする潤滑油のような役割を果たしますが、組織そのものを修復する力は限定的です。また、ステロイド注射は炎症を強力に抑える一方で、頻回に使用すると組織を脆くする可能性があると言われています。

これに対し、再生医療は患者さん自身の血液由来の成分を用いるため、組織の活性化を促す点が大きな特徴です。特定の薬物に頼るのではなく、体本来の治癒能力をバックアップする先進的な治療の形と言えます。

治療のメリットと知っておきたい注意点

再生医療を選択する上でのメリットは、ご自身の血液を使用するためアレルギー反応や拒絶反応のリスクが非常に低い点にあります。また、手術とは異なり入院の必要がなく、外来での注射のみで完了するため、お仕事や家事で忙しい方でも受けていただきやすい治療です。

一方で、自費診療となるため費用負担については事前によくご確認いただく必要があります。また、すべての方に同様の効果が得られるわけではなく、症状の進行具合によって効果の現れ方には個人差があることも、治療を受ける上で大切な理解となります。

当院でおこなっている再生医療について

田中整形外科クリニックでは、西宮市の地域医療に貢献する整形外科として、再生医療を単なる選択肢の一つとして提供するだけでなく、日本整形外科学会専門医による精密な診断とセットで実施しています。

専門医による適応の判断

再生医療を検討する際に最も重要なのは、その方の症状が本当にこの治療に適しているかを見極めることです。当院では院長が、頚椎や腰椎の問題、膝の変形など多角的な視点から診察を行い、再生医療が有効と考えられるケースを慎重に判断します。

当院にはMRIや骨密度測定機器が備わっており、迅速かつ詳細な検査が可能です。画像診断に基づき、組織の損傷具合を客観的に評価した上で、患者さんに納得いただける説明を行うことを徹底しています。

再生医療が対象となる主な疾患

当院の再生医療は、主に以下のような疾患や症状に対して検討されます。

  • 変形性膝関節症による歩行時の痛み
  • テニス肘やゴルフ肘などの長引く腱鞘炎
  • 肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)による可動域の制限
  • スポーツによる靱帯損傷や肉離れの早期回復支援

変形性膝関節症の詳細については「変形性膝関節症」のページを参照してください。

五十肩・四十肩の詳細については「五十肩・四十肩」のページを参照してください。

治療の流れ(採血から投与まで)

治療の流れは非常にシンプルで、患者さんの負担を最小限に抑えています。具体的な手順は以下の通りです。

  1. 診察と検査を行い、再生医療の適応があるかを確認します。
  2. 患者さんの腕から約50mlの血液を採血します。
  3. 厚生労働省の認可を受けた特定細胞加工施設へ血液を輸送し、約3週間かけてフリーズドライ加工を行います。
  4. 完成したPFC-FDを当院で受け取り、患部へ丁寧に注射します。
  5. 投与後は定期的な経過観察と、必要に応じたリハビリテーションを行います。

リハビリテーションとの相乗効果

再生医療による組織の修復を最大限に活かすためには、リハビリテーションとの併用が不可欠です。当院では109平方メートルの広々としたリハビリテーション室を完備しており、国家資格を持つ理学療法士が多数在籍しています。

注射によって痛みが和らいだタイミングで、適切な運動指導や歩き方の訓練を行うことで、関節への負担を減らし、再発を予防します。医師と理学療法士が三位一体となって患者さんをサポートすることが、田中整形外科クリニックの大きな強みです。

リハビリテーションの詳細については「当院のリハビリについて」のページを参照してください。

再生医療についてのよくある質問

Q1. 注射は痛いですか?

A1. 通常の関節内注射や筋肉注射と同じ程度の痛みです。痛みに敏感な方には、細い針を使用するなどの配慮をしておりますので、ご不安な場合は事前にお申し出ください。

Q2. 何回くらい注射を受ける必要がありますか?

A2. 基本的には1回の投与で経過を見ることが多いですが、症状の状態によっては数ヶ月あけて複数回の実施をご提案する場合もあります。患者さんの生活スタイルや目標に合わせて計画を立てます。

Q3. 高齢でも治療を受けられますか?

A3. はい、可能です。ご自身の血液を使用するため、年齢による制限は特にありません。ただし、全身の状態や持病によっては慎重に検討する必要がありますので、まずは診察にお越しください。

Q4. スポーツはいつから再開できますか?

A4. 投与直後は安静が必要ですが、数日後から段階的にリハビリを始め、数週間から1ヶ月程度で徐々に負荷を上げていくのが一般的です。競技の種類や損傷の程度により異なりますので、個別に指導いたします。

院長より

私は、父がこの苦楽園の地に開院した当クリニックを継承し、地域の方々が「痛み」に邪魔されることなく笑顔で暮らせるお手伝いをしたいと考えています。再生医療は、これまでの整形外科診療では手が届かなかった領域に対する、非常に魅力的な選択肢です。

「もう年だから仕方ない」「手術しかないと言われた」と諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。当院では再生医療だけでなく、MRIによる精密な診断や、理学療法士による専門的なリハビリを組み合わせることで、一人ひとりに適したオーダーメイドの治療をご提案できます。

私たちは、患者さんが納得して治療に臨めるよう、丁寧な説明と心の通った診療を大切にしています。阪急苦楽園口駅からすぐの場所にありますので、お買い物のついでや、少し足腰に違和感を覚えた際など、いつでもお立ち寄りください。皆様の「健やかな明日」を全力でサポートさせていただきます。

当院の特徴については「当院の特徴」のページも併せてご覧ください。

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