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腱鞘炎

田中整形外科クリニックは、西宮市の阪急苦楽園口駅前すぐの場所に位置し、腱鞘炎をはじめとした手や指のトラブルに対して専門性の高い診療を行っています。私たちは、日本整形外科学会専門医である院長を中心に、痛みを取り除くだけでなく、患者さんが再び笑顔で日常生活やスポーツを楽しめるよう「予防医療」にも力を入れています。苦楽園や夙川、甲陽園といった地域の皆様にとって、街のおまわりさんのように何でも相談できる存在でありたいと考えております。手首や指の些細な痛みや違和感は放置せず、ぜひ当院へお気軽にご相談ください。

腱鞘炎の原因

腱鞘炎は、指を動かすための「腱」と、その通り道である「腱鞘」というトンネルの間で摩擦が起き、炎症が生じる状態です。この症状が起こる主な背景には、手指の使いすぎが大きく関わっています。現代社会において、どのような場面で負担がかかりやすいのかを詳しく解説します。

スマートフォンやパソコンの長時間使用

近年、腱鞘炎で来院される患者さんの中で非常に多いのが、デジタルデバイスの使用によるものです。スマートフォンの操作で親指を酷使したり、長時間のデスクワークでキーボードやマウスを操作し続けたりすることで、手首から指先にかけての筋肉や腱に絶え間ない負担がかかります。特に「親指を広げる」「手首を固定する」といった動作の繰り返しが炎症のきっかけとなります。

家事や育児による負担

日常生活の中でも、手首や指は酷使されています。特にお子さんを抱っこし続けたり、重い鍋を振ったりする動作は、特定の箇所に強い負荷を集中させます。産後の女性や育児中の親御さんは、ホルモンバランスの変化も相まって、手首の親指側に痛みが出るド・ケルバン病を発症しやすい傾向があります。西宮の地域にお住まいの、子育て世代の皆様からも多くのご相談をいただいております。

スポーツや趣味の動作

テニスやゴルフ、野球といったグリップを強く握るスポーツや、ピアノやギターなどの楽器演奏も原因となります。特定の動作を繰り返すことで、腱と腱鞘がこすれ合い、厚みを増して通りが悪くなります。当院では、部活動に励む学生さんから趣味を大切にされる年配の方まで、一人ひとりの活動内容に合わせた指導を行っています。

加齢やホルモンバランスの変化

加齢に伴い腱の柔軟性が低下することも要因の一つですが、特に女性の場合は更年期や妊娠・出産期に発症しやすくなります。これは、女性ホルモンの分泌変化が腱鞘のむくみや柔軟性に影響を与えるためと考えられています。当院では、リウマチ科の視点からもアプローチを行い、単なる使いすぎだけではない原因も丁寧に探ります。

腱鞘炎によって引き起こされる病気

腱鞘炎を放置すると、炎症が悪化して日常生活に支障をきたす特定の疾患へと進行することがあります。当院でよく見られる代表的な病気には以下のようなものがあります。

ばね指(弾発指)

指の付け根付近で腱鞘炎が起こり、指を曲げ伸ばしする際に「カクン」と跳ねるような現象が起きる病気です。さらに進行すると、指が曲がったまま戻らなくなったり、無理に伸ばそうとすると強い痛みを感じたりします。朝方に症状が強く出ることが特徴です。

ばね指の詳細については「ばね指」のページを参照してください。

ド・ケルバン病(狭窄性腱鞘炎)

手首の親指側にある腱鞘を通る2本の腱に炎症が起こる疾患です。親指を広げたり、物をつかんだりする際に手首の横に激痛が走ります。スマートフォンの操作や育児中の抱っこなどで発症することが多く、放置すると手首を動かすこと自体が困難になる場合もあります。

手首・指の痛みに関連する疾患

腱鞘炎だと思って来院された場合でも、検査の結果、他の疾患が隠れているケースもあります。当院では精密な診断を大切にしています。

  • 母指CM関節症・・親指の付け根の関節が変形し、痛みが出る疾患です。
  • へバーデン結節・・指の第一関節が腫れたり変形したりする病気です。
  • 関節リウマチ・・手指の関節に腫れや痛みが生じる全身性の疾患です。

症状の詳細については「手首・指の痛み」のページを参照してください。

腱鞘炎の処置や治療法

田中整形外科クリニックでは、患者さんのライフスタイルや痛みの程度に合わせ、複数の選択肢から適した治療をご提案します。私たちは、痛みを抑えるだけでなく、再発しない体作りをゴールとしています。

保存的療法(基本の治療)

まずは、炎症を鎮めるための処置を行います。多くの場合、適切な安静と処置で症状の改善が期待できます。

  • 安静と固定・・添え木やサポーターを使用して、負担のかかっている部位を保護します。
  • 薬物療法・・湿布や塗り薬といった外用薬、あるいは消炎鎮痛剤の内服で炎症を抑えます。
  • ステロイド注射・・痛みが強い場合や慢性化している場合に、腱鞘内に直接炎症を抑える薬を注入します。即効性が期待できる手法です。

理学療法士によるリハビリテーション

当院の強みは、国家資格を持つ理学療法士によるリハビリテーションです。109平方メートルという広々としたリハビリ室で、一人ひとりに合わせたプログラムを実施します。痛みの原因となる体の使い方のクセを修正し、筋肉の柔軟性を高めるストレッチやトレーニングを行います。

リハビリの考え方については「当院のリハビリについて」のページを参照してください。

先進的な治療(PFC-FD療法)

長引く痛みや、手術は避けたいけれど従来の治療では効果が不十分な方に対し、再生医療の技術を応用したPFC-FD療法を導入しています。ご自身の血液から抽出した成長因子を濃縮し、患部に注入することで、組織の修復を促すことを目指す治療です。

PFC-FD療法の詳細については「PFC-FD療法」のページを参照してください。

腱鞘炎についてのよくある質問

Q1. 腱鞘炎は放っておけば自然に治りますか?

A1. 軽度であれば安静にすることで治まることもありますが、原因となる動作を続けている限り再発したり、慢性化して悪化したりすることが多いです。痛みがあるということは、体が「休んでほしい」というサインを出している状態ですので、早めに受診されることをお勧めします。

Q2. 手術をしないと治らないのでしょうか?

A2. 多くの腱鞘炎は、安静、内服薬、注射、リハビリといった「保存的治療」で症状の緩和を目指せます。手術が必要になるのは、指が動かなくなって固まってしまった場合や、あらゆる保存療法を試しても改善が見られない重症の場合に限られます。当院ではまず、手術を避けるための丁寧なケアを優先します。

Q3. 仕事を休みたくないのですが、治療しながら続けられますか?

A3. 私たちは、患者さんの職業や生活環境を尊重した治療計画を立てます。お仕事中に使えるサポーターの提案や、負担を減らすための動作指導など、社会生活を送りながらできる改善方法を共に考えます。理学療法士と密接に連携し、職場でできる簡単なストレッチなどもお伝えしています。

Q4. 腱鞘炎にならないための予防法はありますか?

A4. 長時間の同じ動作を避け、こまめに休憩を挟んで手指のストレッチを行うことが有効です。また、指先だけの力で物を持たず、腕全体や体全体を使う意識を持つことも予防に繋がります。当院では、再発予防のための運動指導も積極的に行っております。

院長より

田中整形外科クリニック院長の田中寛樹です。私は日本整形外科学会専門医として、これまで数多くの腱鞘炎に悩む患者さんと向き合ってきました。手指の痛みは、スマートフォンの操作や調理、字を書くといった日常の何気ない動作を苦痛に変えてしまいます。私たちは、そんな「生活の質」を下げてしまう痛みを一日も早く取り除き、皆様が苦楽園の街でいきいきと過ごせるようお手伝いしたいと考えています。

当院が大切にしているのは、医師・患者さん・理学療法士が三位一体となった治療プログラムです。ただ注射をして終わり、薬を出して終わり、というのではなく、なぜその部位に負担がかかっているのかを理学療法士が慎重に観察・分析し、根本的な原因にアプローチします。スタッフは全員が国家資格を持つプロフェッショナルであり、患者さん一人ひとりに寄り添った親身なサポートを心がけています。

「こんな軽い痛みで病院に行ってもいいのかな?」と迷われる必要は全くありません。 私たちのクリニックの理念は、街のおまわりさんのように何でも気軽に相談できる存在であることです。痛みがひどくなる前に適切な処置を行うことが、早期の改善と将来の健康を守ることに繋がります。西宮市南越木岩町のパルレ苦楽園1階、苦楽園口駅からすぐの場所で、皆様のご来院をスタッフ一同笑顔でお待ちしております。

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