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腱板断裂・損傷

肩を動かしたときに鋭い痛みが走ったり、夜中に肩の痛みで目が覚めてしまったりすることはありませんか。こうした症状がある場合、肩の筋肉の筋である腱板が切れたり傷ついたりする腱板断裂・損傷の可能性があります。西宮市の阪急苦楽園口駅前にある田中整形外科クリニックでは、開院から30年にわたり、地域の皆様の肩の悩みに寄り添ってまいりました。当院長は日本整形外科学会 専門医として、高度な診断技術と充実したリハビリテーションを組み合わせた治療を提供しています。院内に導入しているMRIを活用し、痛みの原因を詳細に突き止めた上で、患者さん一人ひとりの生活スタイルに合わせた的確な治療計画をご提案いたします。スポーツを愛する方からご年配の方まで、誰もが笑顔で日常を過ごせるよう全力でサポートいたしますので、些細な違和感でもお気軽にご相談ください。

腱板断裂・損傷の症状について

腱板断裂や損傷が起こると、肩の関節を安定させて動かすための機能が低下するため、日常生活の何気ない動作で不自由を感じることが多くなります。代表的な症状を詳しく解説しますので、ご自身の状況と照らし合わせてみてください。

腕を上げるときの痛みと引っかかり

最も多く見られる症状は、腕を特定の角度まで上げたときに生じる痛みです。特に水平より少し上の位置で肩の奥に鋭い痛みを感じることが多いのが特徴です。また、腕を下ろすときに力が入らなくなったり、関節の中で何かが引っかかるような感覚を覚えたりすることもあります。

夜間痛(寝ているときの痛み)

就寝中に痛みが強くなる夜間痛も、腱板断裂・損傷の大きな特徴の一つです。痛い方の肩を下にして寝ることが難しくなったり、寝返りを打つたびに激痛で目が覚めてしまったりします。これにより睡眠不足に陥り、精神的なストレスを感じる患者さんも少なくありません。

筋力の低下と腕の重だるさ

腱板は肩を支える重要な役割を担っているため、そこが損傷すると腕を支える力が弱くなります。自分では上げているつもりでも思うように上がらなかったり、高いところの物を取ろうとしたときに腕が急にガクンと下がってしまったりすることがあります。また、肩全体が常に重だるく、疲れやすいと感じることもあります。

四十肩・五十肩との違いについては「四十肩・五十肩」のページで詳しく解説しています。

腱板断裂・損傷の原因について

肩の腱板が傷つく原因は、一つの要因だけでなく、複数の要素が重なり合って起こることが一般的です。当院では診察を通じて、どのような背景で発症したのかを丁寧に紐解いていきます。

加齢に伴う質の変化

腱板は非常に繊細な組織であり、年齢を重ねるごとに少しずつ弾力性が失われ、もろくなっていきます。これを変性と言います。特に40代以降になると、転んだり重い物を持ったりといった明確なきっかけがなくても、日常生活の動作の積み重ねだけで自然に断裂してしまうことがあります。

肩の使いすぎ(オーバーユース)

仕事や家事、スポーツなどで肩を酷使することも大きな原因となります。特に腕を肩より上に上げる動作を繰り返すと、腱板が周囲の骨とこすれ合い、慢性的な炎症や小さな傷が生じやすくなります。プロのアスリートだけでなく、部活動に励む学生さんや、日常的に重い荷物を扱う方にも多く見られます。

外傷(突発的な事故)

転倒して手をついたり、重い物を急に持ち上げたりした際に、腱板に強い負荷がかかって断裂することがあります。この場合は急激な痛みとともに腕が動かせなくなるため、早期の受診が重要です。当院ではMRIを用いた迅速な検査を行い、損傷の程度を評価いたします。

当院の検査体制については「MRI精密検査」のページを参照してください。

腱板断裂・損傷の病気の種類について

腱板の損傷具合や原因によって、いくつかの状態に分けられます。診断名によって治療のアプローチが変わるため、現在の状態を正しく把握することが大切です。

不全断裂

腱板の厚みの一部だけが切れている状態です。完全に切れてはいないものの、強い痛みや炎症を伴うことが多く、適切な処置をせずに放置すると完全断裂へ進行する恐れがあります。

完全断裂

腱板が骨から完全に剥がれたり、全層にわたって穴が開いてしまったりした状態です。自然に繋がることはほとんどありませんが、リハビリテーションによって周囲の筋肉を鍛えることで、機能を補うことが期待できます。

外傷性断裂

事故やスポーツなどの強い衝撃によって、健康な腱板が急に切れてしまうパターンです。若年層から高齢層まで幅広く起こり得ます。

変性断裂

長年の使用や加齢によって、弱くなった腱板が徐々に切れていくパターンです。痛みが出たり消えたりを繰り返しながら進行することが多いため、自覚症状が乏しい場合もあります。放置すると筋肉が痩せてしまい、その後の経過に影響を及ぼすことがあります。

腱板断裂・損傷の治療法について

田中整形外科クリニックでは、患者さんの年齢や職業、痛みの強さ、活動レベルに合わせて、手術を行わない保存的な治療を優先して検討します。また、先進的な選択肢として再生医療を用いたアプローチも行っています。

薬物療法と注射による痛みの緩和

強い痛みや炎症がある場合は、まずそれらを抑えることを優先します。内服薬の処方だけでなく、肩の関節内や腱板の周囲に抗炎症剤やヒアルロン酸を注射することで、スムーズな動きをサポートします。痛みを和らげることで、次のステップであるリハビリテーションを円滑に進められるようになります。

理学療法士による専門的なリハビリテーション

当院の強みは、広々としたリハビリテーション室と、国家資格を持つ理学療法士による丁寧な指導です。

  • 残っている腱板の機能を高める訓練
  • 肩甲骨周りの柔軟性を高めるストレッチ
  • 正しい姿勢や腕の使い方の指導
  • 再発を防止するための筋力トレーニング

これらを組み合わせることで、日常生活に支障がない状態を目指します。一人ひとりの「こんな動きができるようになりたい」という目標に寄り添ったプログラムを作成いたします。 詳細は「当院のリハビリについて」のページをご覧ください。

再生医療(PFC-FD療法)

保存的治療を続けても痛みが改善しない場合や、手術を勧められたが踏み切れないという方への選択肢として、ご自身の血液から抽出した成長因子を利用するPFC-FD療法を導入しています。組織の修復を促す効果が期待できる新しい治療法です。 詳しい内容は「PFC-FD療法」のページで紹介しています。

腱板断裂・損傷についてのよくある質問

Q1. 腱板が断裂していても、手術をせずに治りますか?

A1. 断裂した腱が自然に繋がることは稀ですが、痛みを取り除き、周囲の筋肉を鍛えるリハビリテーションを行うことで、日常生活に困らない程度まで機能を回復させることは十分に可能です。多くの患者さんが保存的治療で改善を感じていらっしゃいます。

Q2. 四十肩だと思っていたら腱板断裂だったということもあるのでしょうか?

A2. はい、よくあります。四十肩と症状が似ているため、自己判断で放置してしまうケースが見受けられますが、腱板断裂の場合は放置すると断裂範囲が広がることがあります。日本整形外科学会 専門医によるMRIを用いた診断で、早期に判別することが大切です。

Q3. リハビリはどのくらいの期間通う必要がありますか?

A3. 症状の程度にもよりますが、数週間から数ヶ月単位でじっくり取り組んでいただくのが一般的です。当院では通院中だけでなく、ご自宅でも継続できる運動指導を行い、効率的な回復をサポートします。

院長より

田中整形外科クリニックは、西宮市の苦楽園の地で30年にわたり皆様の健康をサポートしてまいりました。肩の痛みは、日常生活の質を大きく左右するものです。「年だから仕方ない」「そのうち治るだろう」と我慢せず、まずはご相談ください。当院では日本整形外科学会 専門医である私が、MRIなどの充実した設備を用いて責任を持って診断いたします。私たちの目指すのは、単に痛みを取るだけでなく、患者さんが再び笑顔で趣味や仕事を楽しめるようになることです。医師と理学療法士が三位一体となり、あなたに最適な治療とリハビリをご提案します。阪急苦楽園口駅からすぐの場所にあり、駐車場も完備しております。夙川や甲陽園にお住まいの方も、お気軽にご来院ください。街のおまわりさんのように、いつでも親身にお話を伺います。肩の不調という不安を、一緒に解消していきましょう。

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