メニュー

肩関節の痛み

「肩の痛み」にお悩みの皆さんへ

45-m「肩の痛み」は、みなさんがお感じになられている感覚と、実際に痛みを引き起こしている部分とに乖離があることがよくあります。
「肩」とみなさんが一般的に指し示す部分と、医学的に言う「肩」とは実は少し概念の違いがあることをまずご説明させていただければと思います。

まず「肩の痛み」は大きく分けて

  • 肩の関節部分が痛い
  • いわゆる「肩こり」を感じる場所(首筋から肩にかけての範囲)が痛い

などの二種類に分けられます。
さらに、痛みが発生する場所によっても大きな違いが生まれます。

いずれにせよ詳細な診察において、

  • その痛みは“肩そのもの”から発生しているものなのか
  • 肩にまつわる周辺部分や別の病に由来して発生している痛みなのか

専門的観点に基づいた正しい診断を得て、早期治療を行うことがなにより肝心です。

日々の診療現場では、肩こりを感じる範囲(首筋から肩にかけての範囲)での痛みを訴える患者さんが圧倒的に多いです。
実は一般的に感じる「肩こり」は首から来る痛みであり、肩甲部(首筋から肩甲骨のあたり)の痛みです。

肩こりにお悩みの方はこちらのページをご参照ください

肩の病気Q&A

Q.肩の病気にはどのような種類がありますか?

A.肩そのものから発生する痛みには、主として以下の分類が考えられます。

①肩関節周囲炎
→俗に「五十肩」と呼ばれ、「肩が上がらない」「手が上がらない」という状態。

②肩の拘縮
→肩関節の障害が進行し、肩が動かせなくなる状態。

③腱板損傷(ケンバンソンショウ)・腱板断裂(ケンバンダンレツ)
→肩の中の筋が切れることで急な激しい痛みに襲われることが多い。投げる動作や肩を酷使する動きにより損傷しやすいため、ピッチャーやバレーボール選手などに多くみられる。または後ろに転倒した際の手の突き方によってや、肩を強打することでも損傷しやすいため要注意。

実際に当院に訪れる患者さんの約8割は上記①②③の症状にあたります。
特に①②については痛みや違和感が長期間かけて徐々に進行するもののため、「いつから痛みが始まったのか」という質問になかなか答えられない患者さんはとても多いものです。
また、痛みも緩やかに進行するがゆえに、つい我慢しがちだったり、年齢によるものだと思い込み、適切な治療のタイミングを逃してしまう方も非常に多いです

残り2割の患者さんに多くみられる痛みは、主に肩の関節炎からくるものです。
例えば
④石灰沈着性腱炎
→肩の一部に石灰が沈着して痛みが出るもの。急に肩に強い痛みが出ます。

あくまで純粋に「肩そのものに出ている痛み」や、「肩関節に起因した痛み」を整形外科では「肩の痛み」と判断しますので、その他の原因に付随して起きる肩の痛みはまた別の病としての位置づけで適切な治療を行う必要があります。

⑤反復性肩関節脱臼
→ラグビーや柔道などで肩関節脱臼がある方に起こる障害です。

⑥変形性肩関節症

⑦関節リウマチ

Q.それぞれどのように診断しますか?

A.MRIやレントゲン等の客観的データを用いて精緻な診断を行います。特に当院は理学療法士が常駐し、医学的根拠に基づいた効果的な運動療法を用いた治療を行います。

治療過程においても適宜診察・検査を加えながら、納得度の高い確かな改善を実感できる治療を目指しています。
例えば、患者さん一人一人においての現在のご職業、年齢による問題、何に一番お困りなのか、まずはそこに特化した集中的な治療を行うことを最優先としています。最終的なゴールを見据えながらも、今何に一番お困りなのか、まずはそこを解決するための治療にスタッフ一同で全力を尽くします。スピード感を意識し、すみやかな改善の実現に力を入れております。

理学療法士とは

3年制または4年生の専門学校または大学の専門学科を卒業した上で取得する国家資格です。医学的判断に基づいた医師の指導のもとで運動療法を行う、いわばリハビリのプロフェッショナルです。医学的根拠に基づいた高度な専門知識を持ち、詳細な人体のメカニズムを熟知した上での効果的な治療の実現をサポートしています。一人一人の患者さんに対して丁寧にご説明をさせていただきながら、納得度の高い治療を目指しています。

Q.どのような治療が必要となりますか?

A.MRIやレントゲン等を用いた慎重な診断に基づき、痛みの発生源に応じて

  • 痛み止め等の薬の服用
  • 注射
  • 理学療法士が行う専門性高いリハビリテーションにおける訓練
  • 手術

といった当院の治療方針にて改善を目指します。
 
注射においても

  • ヒアルロン酸が入ったもの
  • 痛み止めとしての局麻剤とステロイドが入ったもの

の2種をご用意してありますが、多くの場合はヒアルロン酸入りの注射で対応しています。

Q.診察室を訪れるタイミングとしては?

A.激しい痛みや違和感を感じられた場合はもちろん、長く痛みが続く場合もぜひ一度診察室にお越しいただきご相談いただければと思います。判断に迷う場合は、例えば1週間程度をひとつの目安にして様子をみていただければと思います。それでもなかなか痛みや違和感が改善されない場合は治療の必要があるケースが多いです。

Q当院の治療方針

A.当院は医学的根拠に基づいた正確な診断を強みとしています。また、理学療法士のサポートが手厚く、いろいろ治療したが、なかなか治らずこちらにお越しになられて治療内容にご満足いただく患者さんも多いです。診断から治療まで直結した最短の解決策を検討させていただきます

コラム

「神経の痛みと関係がありますか?」

この痛みは骨が痛いのか?筋肉が痛むのか?神経が痛いのか?―

一般の患者さんにはその違いはなかなかわかりにくいことかと思います。診療室でも「この痛みは神経ですか?」といったご質問をいただくことは日常的です。人体にはご存知の通り、無数の目に見えない神経が存在しています。神経が圧迫されると痛みやしびれを感じます。「痛い」とはまさにこの全身にある痛みのセンサーが反応している証拠です。特に首には多くの神経が集中していますから、肩回りの痛みに関してみなさんが神経の障害を心配される気持ちはとてもよくわかります。しかし、肩関節やひじ、ひざといった部分が痛む理由はその場所に炎症があるから発生しています。ですから、神経がどうこうという話とは実は関係ないんですね。内科的な疾患の可能性はありますが、基本的には整形外科で扱う障害は“目に見える問題”であることがほとんどです。筋肉や関節から由来する痛みを体は感じますが、それは『神経に触れているから痛い』という構造とは違います。複雑な違いですが、そこが皆さんが取り違えしやすい部分でもあります。

痛みの原因が画像からわかる場合とわからない場合があることも事実です。わからない場合はもちろん神経に関わる病の可能性と合わせて検討し、必要に応じて専門医もご紹介させていただいています。一人一人の患者さんの痛みの原因を正確に究明するという点においては、当院は客観的事実と医学的根拠に基づいた精度の高い診断を患者さんにはご提供したいと強く願っています。理学療法士も常駐している充実した環境ですので、肩関節等の障害には動きが良くなるまで親身に対応させていただきます。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME